移住体験談

香川で天職に出会う

久保木知明さん :高松市在住・2015年移住・30代

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 東日本大震災をきっかけに、災害が少ない地域に移住しようと、東京を離れることを決め、知人を頼り、家族で香川に来ました。引越しの荷物をまとめるために、妻とこどもたちを香川に残して、いったん一人で東京に戻ったのですが、1ヶ月くらいの間、荷物をまとめながら、本当に香川に移住するのか、とても悩みました。自分は東京で働き、家族は香川で暮らす、そういう方法もあります。香川は縁もゆかりもない土地ですし、これまでの生活とはまったく違う環境です。不安もたくさんありました。しかし、家族が一緒に暮らすことが私にとって当たり前のことであり、大事にしたいことでした。そして、これからの自分の生き方、こどもの未来を考えて、家族みんなで香川で暮らしていく決心をしました。 香川に来てから知り合った方の紹介で家を借りることができ、自分らしくあれる仕事にめぐり合い、自然に囲まれたこの場所で家族みんなでのびのびと暮らしています。

きっかけは?

 東日本大震災がきっかけで移住しました。震災後、災害が少ない地域で安心して暮らしたいと思い、避難する子どものいる家族の受け入れをしている香川県の知人のコミュニティに移りました。

住んでみて変わったことは?

豆を七輪で焙煎  生活が一変しました。
 東京では一般企業に勤めるサラリーマンで、毎日を会社という小さい社会で生きていました。どこか我慢していたり、無理をしていたり、そういう自分に気づきながらも、当たり前の日常として過ごしていたように思います。
 移住後、香川でも企業に就職しようかと考えたこともありました。しかし、せっかくの機会ですし、「本当はどういう生き方をしたいのか」をとことんつきつめて考えました。自分を信じて、自分で考え、手探りで進みながら、今の仕事、コーヒー豆の炭火ハンド焙煎にたどり着きました。コーヒー豆を七輪の炭火でじっくり焙煎します。手間も時間もかかる仕事ですが、自分の感覚を頼りに仕上げる過程がとても楽しいです。今では口コミやfacebookで注文をいただくことも増え、香川県内だけでなく、愛媛や兵庫のイベントに招待される機会も多くなりました。イベントでは、その人、その場にあわせてブレンドを作ることがありますが、「雰囲気にぴったり」と喜んでもらえることがとても嬉しいです。仕事を通じて、個性的に生きるおもしろい人たちとの出会いも増え、人と人としてつながる豊かな関係が広がってきています。

移住を考えている方へ

コーヒー豆  「どこでどう生きたいか」を自分の中にしっかりと持つこと。そして移住のプロセスを楽しむこと。
 生活がまるごと変わるわけですから、大変なことはもちろんたくさんあります。しかし、どう生きたいか、どうありたいかがしっかりしていれば、思い描いたイメージに近づいていくと思います。「移住する」と決めて動くと、助けてくれる人が現れる。移住する先で相談できる人、助けてくれる人がきっといると思いますので、そのご縁を大事にして、移住後の暮らしを楽しんでいくことが大事だと感じました。私は縁もゆかりもない香川県に移住しましたが、自分を信じてやってきたこと、そして、ここに来てから知り合った多くの人達との出会いのおかげで、自分らしく、毎日を楽しく暮らすことができています。
 移住について難しく考えすぎないことも大事かもしれません。最初から理想どおり、完璧を目指すよりも、「これができるから、これでやってみよう」くらいの柔軟さがあった方がうまくやっていけると思います。

2015年6月現在

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