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高松市で食のコーディネーター

森川陽子さん:高松市在住・2010年移住・30代

森川さんご夫婦

東京・世田谷から 高松市内へ移住した 食農ライター& コーディネーターの 森川陽子さん。

「都会的な便利さがあって、 しかも、海や島、野山が近い。 東京にはないものが、 たくさんあります」と。

暮らしてみていかがですか?

「夫(秀樹さん)と一緒に、2010年3月に引っ越してきました。高松はコンパクトにまとまっている街で、東京にいた時と比べても、不便さは感じません。海の近くに市街地があるので、日常の中に海のイメージが色濃く感じられます。島に渡るときも、港から船に乗って20分ほどで女木島へ。逆に、島から帰ったらすぐにビル群に囲まれた高松の中心街というのは、他にないロケーションですね」。

街暮らしの魅力は?

産直でお買い物 「来る前は、東京よりも芸術や文化的な面で機会が減るのではないかと思っていましたが、現代アートや建築は世界に知られているし、ライブだとホールが小さいので楽しいし、チケットも取りやすい。でも、東京に『あるもの』を求めるのではなく、東京に『ないもの』がたくさんあることに気付きました。それは、ただ散歩していても感じますし、食べるものが新鮮で、おいしい!東京の知人にも話しますが、日常の食生活が2〜3ランクアップしました。しかも、安いのがうれしいですね」。

人との関係は?

「東京は、交差点を渡るにも人とぶつかるし、電車の中も人でいっぱい。人が多くて、ぎすぎすした印象があります。香川だと、そんなことはないし、コミュニティが小さいので、人とのつながりは築きやすいですね。この前に知り合ったあの人に会いたいなと思ったら、行きつけのお店で出会えるみたいな…そういう距離感が面白い。高松も結構、都会的なんだけど、ゆったりした生活ができます。お買い物にも困ることもほとんどないし…。東京とは別の魅力、新しい人間関係にワクワクしています。

「全国的にも注目されている、再開発が進んだ商店街や東京・竹橋にありそうな倉庫街のウォーターフロントもあります。東京から来た友人も驚くほどセンスがいいし、おしゃれな人も多い街ですね」。

「産直に行くと、露地物の野菜が出回っているので、都会にいるときよりも季節を感じますね。野菜や瀬戸内の魚で、春夏秋冬を感じます。こっちに来てから、魚の種類もいろいろ覚えましたし。都会的な街なのに、自然に近い暮らし方ができるのが気に入っています」。

2012年11月現在