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思いを届けるお手伝いを

西脇 美津江:土庄町在住・2009年移住・30代

店内にはオリーブのリースも(右:西脇美津江さん)

 「小豆島には、地元の人たちの顔が見える関係がある。お花を贈る人、贈られる人のことを考えて、より気持ちを込めたアレンジメントができる。」と話すのは、西脇美津江さん。

 東京でウエディングのフラワーアレンジメントをしていた西脇さんは、初めて訪れた小豆島で、オリーブの美しさ、多様さに心ひかれ、オリーブを育ててみたいと移住を決意。とりあえず3年住んでみようと平成21年に小豆島へ来ましたが、その後住み続けることに。「移住は大きな決断でしたが、島の皆さんが受け入れてくれたことが力になった」そうです。

 3年前にはフラワーショップ「pensēe(パンセ)」をオープン。色とりどりの花や植物が並ぶ店内には、オリーブの盆栽やリース、キャンドルなど西脇さんならではの作品が並びます。1人で始めたお店も、今では東京から移住してきた友人と二人で切り盛りしています。
「島の豊かな自然や温かい人たちのおかげで、以前の自分より少し前向きになれた気がする」と西脇さん。今後は、「小豆島の花屋だからこそできるアレンジメントを県外に発信していきたい」と笑顔で話してくれました。

「新・さぬき野」2015春