移住体験談

パートナーの古里・三豊に移住し、仕事を発掘

伊藤昂典さん・筒井まり子さん:三豊市在住・2015年移住・30代

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伊藤さん(左)筒井さん(右) ▲伊藤さん(左)筒井さん(右)

1989年横浜市生まれの伊藤さんと、1984年三豊市生まれの筒井さん。横浜、大阪、名古屋などの都会暮らししか経験のなかった伊藤さん。あこがれの都会生活に疲れ始めていた筒井さん。そんな二人に「田舎で起業する」という共通の夢が芽生えたことから、2015年に筒井さんの実家がある三豊市に移住。2人でデザインと食にかかわる事業を行う会社「FooDoo's (フードゥーズ)」を設立。田舎の人たちの温かな人柄に触れ、目指していた仕事と住まいも得て新生活が始まった。

出会いの場は都会、「田舎で企業」が目標

FooDoo'sのお米 伊藤「僕は横浜に生まれ育って、高校卒業後は京都の大学に進学しました。大学のゼミで京都のなかでも限界集落とされている地域の活性化の活動をしていました。その経験から将来は田舎で起業したいと思っていました。と言っても、特に香川にこだわりがあったわけではなく、日本全国を回り、伝統工芸品など地域に根付くいいものを発掘してネットショップで販売しようかなと思っていました。」

筒井「私は、高校卒業後に関西の大学に進学し、卒業後は大阪でデザインの仕事をしていました。若い頃は都会暮らしが楽しかったのですが、仕事に追われるだけの毎日に疲れ始め、30歳を目前にUターンを考えるようになりました。とにかく一度実家に帰ろうと思い、ちょうど起業を考えていた彼を誘ったら、あっさり応じてくれて実家のある三豊市に帰りました」

周囲の温かな支援を受けて、家も仕事も手に

離れのオフィス 伊藤「都会から突然の田園暮らしになって、しばらくはのんびり過ごしていました。そのうち、目標だった二人で起業する夢を実現するため三豊市の商工会を訪ねました。最初はデザインの傍らで飲食店を経営するとか、ネットショップを始めるとか、思い描いていたことをいっぱい並べました。商工会の人はじっくり聞いてくれた上でアドバイスしてくれました。その言葉に従って、本当にやりたい仕事の内容を絞り込むことにしました。それが、彼女が得意とするデザインの仕事と、僕は農産物のネットショップ運営です。農産物は彼女の両親が作る安全安心な野菜やお米を、多くの人たちに食べて欲しいという願いからです。ほかにも僕が今までやってきた営業職の経験を生かして地元の企業や店を回り、デザインや広告関連の注文を受け、彼女がデザイン制作を担当しています」

オフィスも兼ねた住宅 筒井「今、二人が住んでいる家は、オフィスも兼ねた住宅です。小さいころから私を孫娘のようにかわいがってくれた近所の方が、事情を知って隣の母屋も含めた土地と家を譲ってくれました。実家がすぐそばなので何かと便利で安心。今のところは離れのオフィスだけで十分ですが、将来は母屋をリノベーションして、移り住みたいと考えています。」

「閉鎖的」は思い込み、田舎の人たちはみな温かい

伊藤「移住する前は、田舎ならではの閉鎖的な部分もあるだろうと覚悟していました。でも、いざ暮らしてみるとまったく逆でした。仕事を始めて特に感じるのですが、香川の人たちは親切で、初対面でもすんなり受け入れてくれてます。先日は会ってすぐ仕事の注文までいただいて驚きました。
 香川の人たちはみんな面倒見が良くて、仕事につながる情報をあれこれ提供してもらい助かっています。僕の方も移住者が集まる会や地域のイベントには積極的に顔を出して、もっと地域になじんでゆきたいと思っています。」

筒井「10年以上、香川を離れていましたが古里はやはり温かい。小さなまちなので昔の同級生と突然再会することもよくありますが、すぐ昔の友だち同士になれるのがうれしい。連絡を取り合うようになって、付き合いの輪がどんどん広がっています」

伊藤「香川に住んでみて思うのは、一人ひとりの価値が高いことです。都会では人が多いため、役割が細分化されますが、香川では一人ひとりに求められる仕事の幅が広い。そのぶん、さまざまな経験を積んで成長できる。僕にはとても恵まれた環境だと思います。あと、都会でできないことをたくさんできるのがいいですよね! 地元の人に協力してもらってドラム缶風呂に挑戦したり、ハンモックに揺られたり、香川に来て、できることが本当に増えたなぁって思います」

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