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「子どもと一緒に過ごす時間が増えて嬉しい」と語る坪井さん

坪井 和輝 さん:三豊市在住・2019年移住・30代

「子どもと一緒に過ごす時間が増えて嬉しい」と語る坪井さん

移住のきっかけと仕事探し

娘が生まれてから心境に変化がありましたね。それまでは全国あちこち転勤することに特に抵抗がなかったのですが、娘が生まれ、将来の子育てを考えたとき、全国転勤ありの前職はなかなかしんどいなあと思い始めて。妻の地元である香川県に身を置いて、のびのびと暮らすのもありだなと考えるようになりました。
転職先を探していた頃、妻の実家がある三豊の市役所にUJIターン定住者としての採用枠があると知り、市役所職員として働くことを決めました。転勤がない、という点に魅力を感じましたね。また、移住前、製菓メーカーの営業マンとして働いていた頃は、毎日1時間以上かけて通勤するのが当たり前でしたが、今は職場が近いので通勤時間がぐんと減りました。おかげでストレスなく生活できています。

住まい探し

県の大阪事務所で移住者向けの家賃補助制度を教えていただいて、今はその制度を活用して賃貸物件に住んでいますが、ゆくゆくは空き家バンクで家を購入したいとも考えているので、最近色々と物件を見て回っています。家賃補助は2年間あるのでゆっくり自分たちが納得のいく物件を探せて助かっています。いろんな人が集まれる場所を作りたいと考えているので広い家が良いですね。
空き家バンクの物件は補修がかなり必要なイメージを持っていましたが、今すぐ住めるような補修済みの物件も結構あって驚きました。一から補修するとなるとかなりのお金がかかるので、そういった物件はありがたいですね。一方で、空き家バンクの物件を改修する際には、リフォーム補助もあるので、補修が必要な物件ならこの支援制度を活用したいと思っています。

今の生活

移住前と比べて、子どもと一緒に過ごせる時間が増えたことが何より嬉しいです。前は、娘がまだ寝ている時間に家を出て、帰ってくる頃にはもう寝ているような生活でしたが、今は朝ごはんも一緒に食べられるし、帰ってきてからも一緒に遊べて最高です。
子育てのしやすさで言うと、香川県には子どもが思いっきり遊べる広い公園がたくさんあるので助かっています。ここ「コスモランドみの」には、娘を連れてよく遊びに来ているんですよ。無料で、安心して遊ばせることのできるこんな広い公園、大阪のような都会にはなかなかないので、ここへ来るたびに香川で子育てできて良かったと感じます。
行政の支援制度も活用しましたよ。三豊市が支給する「子育て応援サービス券」(3万円相当)を使って、保育所一時預かりの利用料に充てました。子育て支援も充実しているので助かっています。

とにかく住んでみて

食べ物は豊富だし、山もあり、海もあり。そんな暮らしに満足しています。住んでみれば良さが分かると思いますね。
特に三豊は、移住者同士のつながりも強くて、地元の方々も外の人を温かく受け入れてくれるところだと思います。私はこの辺りでは珍しい苗字だったこともあり、最初は「どこからきたんな?」と聞かれ、よそ者扱いをされるのかなと思っていましたが、移住者と知ると「よう来たな~」と地元の方が大歓迎してくれました。妻はUターンだったので、近所の方に「ようやった!」とほめられたようです。(笑)何か困ったことがあれば誰かにすぐ頼れる、そんな雰囲気もあって生活しやすいです。とにかく住んでみて良さを実感してほしいなと思います!