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今できるんだったら今やろう!夢を叶えるために選んだ移住先のルーツは父の生まれ故郷だった

河原茉莉:丸亀市在住・2025年移住・~20代

地方で宿喫茶をするという夢を叶えるため、丸亀市に移住した河原さん。築100年以上の古民家を改修してできたババノバで働きながら、地域おこし協力隊の活動にも取り組んでいます。

移住先を見つける旅の終着点は、父が生まれ育った丸亀市の手島

元々地方が好きで、地方で宿喫茶をするのが私の夢でした。移住する前は東京のWEB制作会社に勤めていて、その時から夢を叶えられる移住先を意識しながら旅をしていました。父が出身という縁のある、丸亀市の手島を訪れた時、自然の豊かさと人に惹かれ、「ここに住みたい」と強く思いました。
タイミング良く、丸亀市で初めてとなる地域おこし協力隊(移住コンシェルジュ)の募集を見つけ、応募したことが移住のきっかけです。
島に住むためにもまずは本土(丸亀市)についてよく知り、関わる人が増えたほうが良いと思い、移住を決めました。

ババノバに集まる人たちとつくる移住後のコミュニティ

移住してからは、市役所とババノバという移住体験ができるゲストハウスで働いています。築100年以上の古民家を改修してできたババノバは地域内外から人が集う場所となっています。
移住直後、知り合いが少なく、不安を抱いていましたが、ババノバやそこに集う人たちが、とても温かく迎えてくれました。同世代も多く、前向きで将来何かやりたいというタイプが多いのでとても刺激にもなっています。
新しく移住してくる人にも、私が感じた丸亀の温かさやおもしろさを感じてほしいです。移住前のサポートももちろん大切ですが、移住後の不安をなるべく取り除き、楽しんでもらえるような場所づくりをしていきたいですね。

日本の原風景が色濃く残る、自然豊かな手島

手島は日本の原風景のようなイメージがあって、木造の立派な古民家が並んでいたり、信号機がなかったり、車も必要ないくらい小さな島です。朝日も夕日も綺麗で素晴らしいので、島の景色が少しでも続いてほしいと思っています。宿喫茶の目標にもなりますが、島に興味を持ってくれる人を増やしたいし、島の人たちがもっと輝けるようなことができたらうれしいです。

「いつか移住したい」をずっと抱えていられず、今できるんだったら今やろう!

私の場合、丸亀市への移住に迷いはあまりありませんでした。
丸亀市は大きな市なので、住まいや仕事に関しての心配も少なかったです。
移住を迷っている方には、少しでも安心感を持って移住してもらえるよう、地域おこし協力隊として移住の情報発信や移住後のサポートができる体制を整えていきたいです。
そして、いろんなコミュニティがあるので、自分にあったものは実際に足を運んで見つけてほしいです。地元に根付いている方も仲良くなったらすごく優しくしてくれるし、ババノバみたいな若い人が集まる場所もあるので、自分の居心地のいい場所をぜひ見つけてください。