地方で子育てをしたいと考えていたおふたり、コロナ禍をきっかけに移住先を検討するなか「瀬戸内海」という環境に心惹かれ、土庄町への移住を決断。仕事では島の生活や文化を知り、休日は子どもと海や山に繰り出し島での生活を満喫、地域の繋がりが残る子育てに最適な環境が土庄町の素晴らしさです。
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瀬戸内海に心惹かれて・・・
コニーリー デクレン ジェイムスさん、麻弥さん:土庄町在住・2023年移住・30代
瀬戸内海に心惹かれて・・・
移住するなら、やっぱり小豆島!
ワーキングホリデー先のオーストラリアで出会い、ご結婚されたおふたり。結婚生活をスタートさせた場所は麻弥さんの実家の神奈川県でした。
元々、地方で子育てをしたいと考えていたおふたりは、コロナ禍をきっかけに心が地方移住へ大きく動き始めます。移住先の候補として、「瀬戸内海」という環境に心惹かれていたそうです。2022年7月に移住先のパンフレットを取り寄せ、9月に旅行で小豆島を初めて訪れます。その時、気持ちは小豆島への移住に固まったそうです。翌年3月に家を探しに来て、4月には小豆島での生活をスタートさせました。その後、島で次女が生まれ、4人家族になったコニーリーさん一家ですが、当時を懐かしく振り返りながらスピード移住体験談を楽しく聞かせていただきました。(気軽にデックと呼んでください!とのことです。※日本語ペラペラです)
島での新生活スタート
移住後、小豆島での仕事探しがスタートします。看護師資格を持つ麻弥さんは看護師として看護施設に勤務することになりました。一方、デックさんはイギリスで造園業を学び、造園の仕事をしていたことから、それを少しでも活かすことができる地元の建設会社にお世話になることになりました。日本で英会話講師として働いてきたデックさんにとって、英語を使わない仕事は初めての経験でした。島での仕事を通じて、島の生活や文化を知ることができたというデックさんですが、プライベートでは山や海に子どもと一緒に繰り出し島での生活を満喫しているそうです。
子育てに最適な環境が整うコンパクトな町
島で住宅探しをしていて、海からほど近いところにある新居を見た時は長女のリリーちゃんが目を輝かせて喜んでくれたそうです。週末の朝ご飯は、家からサンドイッチを持って海に出かけて、海を見ながら食べるのがお気に入りだそうです。インタビュー中も小豆島の好きな食べ物のお話をたくさんしてくれました。
島での生活で驚いたことは、ご近所の方が畑で採れた野菜を頻繁にお裾分けしてくれるということ。地方ならではのことかもしれませんが、都会の生活では全く予想していなかったことでした。今なお地域の繋がりが残るところも、移住してきた方にとっては心強く感じられるようです。
古くから続く地元の祭りにも誘ってもらって、今では法被を着て家族で毎年参加を楽しんでいます。島にない習い事があっても、気軽にフェリーに乗って高松市へ通えるのが新鮮で、楽しみにしているそうです。
移住者目線でみた土庄町の素晴らしさ
移住する方にとっての一番の悩み、気になることと言えば、地域との関わり方だと思います。都市部では今まで関わってこなかったものが、移住で一気に変わるような気がしているのではないかと思います。それに関しては、最初からハードルを感じて気構える必要もなくて、周りの人たちが助けてくれるし、ゆっくりゆっくり馴染んでいけばいいと、昔の自分には言いたいですね。
外国人でも日本人でも、移住するのは結構こわいと思います。でも、役場には移住に関する色々なサービスがあるので、そのサービスを使ってください。
神奈川にいる時よりも、外国人の友だちが多いかもしれない(笑)大都市にいるとお互い警戒するところもあるけど、島だと友だちになりやすい距離感が最初からあるのが良いですね。
これからのこと
英語がきっかけで二人は出会うこともできたし、世界が広がったと思っていて、せっかくイギリス人が島に来たんだから英語に興味がある子どもたちにとって何か役に立ちたいですね。また、小豆島は観光が大きな産業でもあるので、お店をやっている方からのニーズもあるので英語を生かした取り組みも始めたいです。
