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「移住は、距離が長いだけの引っ越し」東京から坂出へ。

竹内 賢寛:坂出市在住・2024年移住・30代

地名程度しか知らなかった四国

東京開催の香川県移住フェアに参加し、各市町のブースを見て、ちょうど帰ろうとしたタイミングでたまたま元地域おこし協力隊の方から声を掛けていただいたのが坂出市を知るきっかけでした。
移住フェアでは、仕事のことも相談できるハローワークのブースがあり、どんな仕事があるのか調べて、自分に合う仕事を見つけて移住しようと考えていました。そんな中、坂出市が地域おこし協力隊に求めるミッションにこれまで仕事でやってきたことが活かせると感じ、夫婦で移住することを決めました。移住の視察目的で初めて訪れた四国。坂出市を最初に目にしたのは、車の車窓から見える瀬戸大橋とナカンダ浜から番の州にかけて広がるこの象徴的な景色でした。

結婚を機に移住について考えるように

長野県で生まれ、就職をきっかけに東京で好きな音楽に関わる仕事に就き、人との出会いにも恵まれ充実したキャリアを積んできました。都会のビルが建ち並ぶオフィス街での生活はとても魅力的で、大都市だからこそできる消費活動に刺激を受けたり価値を感じたりしていましたが、満員電車に揺られ、時間に追われ、週末のわずかな時間でリセットする余白の無いサイクルに、結婚を機にこのままでいいのだろうか…、何かを変えないと、と考えるようになりました。10年以上過ごした東京での生活でしたが、転職するという環境の変化では、この根本的な疑問の解決にはならないのでは?と気づきました。人それぞれ幸せの指標は違うと思いますが、私の場合は、家族や人との付き合いにもっと時間を使いたいと思うようになりました。そこで、「職」を変えるのと同じように、「土地」を変える=「移住」してみるのも、自然に出てきた選択肢のひとつでした。一般的に「移住」っていう響きは何か大きなことと捉えがちですが、個人的にはあまり構えなくてもいいと思います。距離が長いだけの引っ越しなので、都内で引っ越しするのとそんなに変わらないんじゃないかって思います。いまはどこにも大抵「移住」をサポートしてくれる制度もあるのでハードルは思う以上に高くないと思います。

坂出生活で得られたもの

坂出市での暮らしでは、これまで日々の暮らしの中でないがしろにされてきた事を見直すことができています。仕事終わりに外食して帰る頻度が高かったので、いまは夫婦で自炊中心の生活を楽しめています。坂出市に移住したので、四国に来る機会がないだろう友人を招いたり、週末ゆっくり珈琲を飲んだり、うどんは言わずもがなですけど、車で地元のスーパーに行ったりするのも好きな日課の一つです。東京時代の生活と対極的なこの余白のある生活を、今はとても幸せだと感じています。
そういう意味では、坂出市の地域おこし協力隊の制度を使わせていただいていることはとても有り難く、その分自分も坂出市の為に意味のあるものを残せたらと、日々業務に臨んでいます。

生まれ変わる坂出市に注目

いま坂出市は生まれ変わりのフェーズに入っていて、緩衝緑地や駅前の再開発が進んでおり、それをワクワクしながら見ることができる絶好のタイミングでもあります。暮らしやすさや人の流れも大きく変わってくると思うので、それに少しでも携わることが出来ればと思います。坂出市の当たり前の日常にある魅力を知ってもらいつつ、新しく生まれ変わる過程の中で交流人口を増やしていくために、個人的には同じ価値観を持つ多様な人が集まり、繋がって、何か面白いことが自然発生していくようになればいいなって思っています。